作品紹介
1954年製フォルクスワーゲンビートルが昭和、平成、令和と駆け抜ける。人に人生があるように、クルマにも一生がある。様々なオーナーと共に紡いできた物語を一話完結でプレゼンツ。お嬢さんの嫁入り道具として、病院の往診車として、タクシー、映画出演、レースに参戦と模様替えしつつも、ビートルは何かしらの愛称をつけられ、それぞれのオーナーと常に寄り添って絆をはぐくんだ。敗戦後の日本が、その傷からイヤされるように、一台のビートルが奇蹟を生みだしていく。敗戦国ドイツの大衆車として生まれたビートルが、必死に生きる大衆とともに、希望というエンジンを噴かす。
内容紹介
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