作品紹介
気がつくと異世界の砂浜に倒れていた蔵守早人(17)。襲ってきたグリフォンの攻撃を避け、どうにか洞窟に逃げ込んだ早人は、焚き火の跡から先住者の可能性を知る。洞窟の入り口で待ち伏せるグリフォンをどうしようか悩む早人は、ふと聞こえてきた声に気づく。
焚き火跡のそばには、人骨や荷物、そして鞘に入った古ぼけた……剣。
「……インテリジェンスソードとか?」
『なんだそれは? 俺はコッズ。そこの人骨の魂だ。頼みがある。体を使わせてくれ』
いきなりされた提案は、かつて豪剣帝と呼ばれたコッズ・ブルンスからのものだった!?
志半ばで倒れたコッズの力を得て、異世界から地球に帰還することを目指す早人だが――。
『竜殺しの過ごす日々』の著者が贈る珠玉の異世界冒険ファンタジー、開幕!
内容紹介
異世界の砂浜で目覚めた早人。彼は近くの洞窟で古い剣を見つけ、剣に宿った豪剣帝コッズの力と技を受け継いだ。早人は冒険者として異世界を旅しつつ、地球への帰還方法を探すのだった。
沼の迷界でジーフェと名乗る少女を保護した早人は、二人で王都に向かう。王都そばの廃城を攻略し実力を証明した早人は、貴族からの依頼で、森の迷界の調査隊に加わることになった。変異した樹木の根に攻撃され、探索を阻まれる調査隊だったが――
「俺んとこにくる根っこがなんでか少ないような気がして」
早人の気付きとともに森の迷界を進む調査隊は、最奥の大樹にたどり着けるのか!?
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